牛ハラミのレシピ10選!下処理のポイントも解説!

やわらかくてジューシーな味わいが魅力の牛ハラミは、家庭でも手軽に楽しめる人気の部位です。
この記事では、家庭で簡単に作れる牛ハラミのおすすめレシピ10選を紹介します。
牛ハラミをさらに美味しく食べるための下処理のコツも解説しますので、牛ハラミ料理のレパートリーを増やしたい方は、ぜひ参考にしてください。
牛ハラミのレシピ10選!それぞれの作り方も紹介
牛ハラミを使ったおすすめレシピを、一挙10種類紹介します。
- 牛ハラミの焼肉
- 牛ハラミのにんにく醤油炒め
- 牛ハラミのスタミナ丼
- 牛ハラミの韓国風プルコギ
- 牛ハラミのサイコロステーキ
- 牛ハラミと野菜のホイル焼き
- 牛ハラミの赤ワイン煮込み
- 牛ハラミのビーフシチュー風煮込み
- 牛ハラミの串焼き
- 牛ハラミのガーリックバターソテー
それぞれの作り方におけるポイントも紹介しますので、料理のレパートリーを増やしたい方、牛肉を使って何を作るか迷っている方はぜひ参考にしましょう。
焼肉|シンプルに塩とタレで楽しむ定番スタイル
牛ハラミは焼肉で食べると肉の旨みをダイレクトに味わえます。
あらかじめ常温に戻し、強火でサッと焼くことでジューシーに仕上がります。
味付けは塩コショウだけでも十分美味しいですが、レモン汁やおろしポン酢を添えるとさっぱり食べられるのでおすすめです。
焦げすぎないように注意しながら、片面30秒ずつを目安に焼くとちょうどよい焼き加減になります。
にんにく醤油炒め|ごはんが進むパンチのある味付け
スライスした牛ハラミをにんにくと一緒に炒めると、食欲をそそる香りが広がります。
下味に醤油と酒、みりんを合わせたタレをもみ込んでおくと、よりコクが出ます。
フライパンを強火で熱し、にんにくを炒めて香りを出してから牛ハラミを加えましょう。
最後にタレを加えて全体に絡めれば、白ごはんが進む一品になります。
スタミナ丼|甘辛ダレで仕上げたボリューム満点の一品
スタミナ丼は、ごはんの上に焼いた牛ハラミと半熟卵をのせたボリューム満点のどんぶりです。
焼く前に、にんにく、しょうが、醤油、みりんを合わせたタレに漬け込むと、旨みが染み込みます。
牛ハラミは中火でしっかり焼いて、香ばしさを出すのがポイントです。
最後に刻みネギをふりかけると、見た目にも食欲をそそります。
韓国風プルコギ|ごま油とコチュジャンで本格的な味に
韓国風プルコギは、甘辛い味付けでごはんによく合う炒め物です。
牛ハラミは薄めにカットして、コチュジャンをベースにりんごや玉ねぎをすりおろした特製ダレに30分以上漬け込みます。
フライパンで野菜と一緒に炒めると、肉と野菜のうまみが混ざり合います。
仕上げにごま油をひとまわしすれば、香りがぐっと引き立ちます。
サイコロステーキ|外はカリッと中はジューシーに焼き上げる
厚めに切った牛ハラミを一口サイズにし、バターと醤油で焼き上げるサイコロステーキもおすすめな料理です。
あらかじめ塩コショウで下味をつけ、フライパンをしっかり熱してから表面に焼き色をつけます。
中はミディアムレア程度に仕上げると、やわらかくジューシーになります。
仕上げに刻みにんにくやバターを加えると、風味が格段に増すでしょう。
牛ハラミと野菜のホイル焼き|簡単&ヘルシーなアウトドア料理
牛ハラミと季節の野菜を一緒にアルミホイルで包み、蒸し焼きにするレシピです。
食材を切りそろえたら、オリーブオイル・塩・こしょうで軽く味付けし、ホイルに包んでフライパンやトースターで15分ほど加熱します。
きのこ類やパプリカを入れると彩りがよく、香りも豊かになるでしょう。
牛ハラミの赤ワイン煮込み|柔らかく仕上げる洋風おもてなしメニュー
牛ハラミを赤ワインでじっくり煮込むことで、ほろほろとした柔らかさと深みのある味わいに仕上がります。
あらかじめハラミを表面だけ焼き、玉ねぎやセロリなどの香味野菜と一緒に赤ワインとブイヨンで煮込みましょう。
1時間ほどコトコト煮ると、肉の繊維がほどけて濃厚なソースとよく絡みます。
煮詰めすぎないよう火加減に注意しながら調理するのがポイントです。
牛ハラミのビーフシチュー風煮込み|コク深い味わいが魅力
牛ハラミのビーフシチュー風煮込みは、市販のデミグラスソースを使って簡単に作れる料理です。
牛ハラミはあらかじめ一口大にカットし、表面を焼いてから人参やじゃがいもと一緒に煮込んでいきます。
デミグラスソースに赤ワインを少量加えると、味に深みが出て本格的な味わいになります。
弱火でじっくり煮込むことで、具材がとろけるように仕上がります。
牛ハラミの串焼き|おつまみにぴったりなバーベキューレシピ
牛ハラミをひと口サイズに切り、竹串に刺して焼く串焼きスタイルは、バーベキューやおつまみにもぴったりです。
下味には、塩コショウや焼き肉のたれなど、好みの味付けを選べます。
パプリカやズッキーニなどの野菜を一緒に刺すと、見た目も楽しく栄養バランスも整います。
牛ハラミのガーリックバターソテー|香ばしさと旨みがクセになる
牛ハラミのガーリックバターソテーは、にんにくとバターの香りが食欲をそそる、シンプルながら贅沢な一品です。
牛ハラミは塩コショウで下味をつけた後、オリーブオイルで焼き色をつけてから、バターと刻みにんにくを加えて仕上げます。
にんにくが焦げないように注意しながら、香りをしっかり引き出すのが大切です。
仕上げにパセリを散らすと、彩りもよくなります。
牛ハラミにおける下処理の手順
牛ハラミにおける下処理の手順は、以下のとおりです。
- 膜や筋を丁寧に除去する
- 肉の繊維に垂直に切り分ける
- 塩で揉み込む
- 水で洗い流す
- 水を切って加熱処理を行う
手順ごとのポイントをチェックし、牛ハラミを味わう準備をしましょう。
膜や筋を丁寧に除去する
牛ハラミは、白い筋や薄い膜が多く付着しており、それをそのままにすると加熱後に硬くなるため注意が必要です。
下処理の段階で、包丁の先を使って膜を引っかけながら丁寧に取り除き、太い筋の部分は切り落とすか、包丁で細かく切れ目を入れておくと、食感がやわらかくなり、口当たりもよくなります。
この工程を丁寧に行うことで、仕上がりのクオリティが大きく変わります。
肉の繊維に垂直に切り分ける
牛ハラミの肉質は繊維がしっかりとしており、そのまま繊維に沿って切ってしまうと、加熱後に硬く感じる原因になります。
包丁を繊維に対して垂直に入れることで、繊維を断ち切り、やわらかく噛み切りやすい状態に仕上げましょう。
焼肉や炒め物など、どんな調理法でもこのひと手間を加えることで、食べたときの満足感が大きく変わります。
塩で揉み込む
下処理で筋や膜を取り除いた後は、肉に塩をまぶして軽く揉み込むことで、余分な水分や臭みを引き出すことが可能です。
塩は全体にまんべんなく振りかけ、手でやさしくもみ込むようにすると、表面のぬめりや血のかたまりが浮き出てきます。
この工程を行うことで、肉本来のうまみを引き出しやすくなり、次の水洗いの効果も高まります。
塩は精製塩よりも、粗塩を使うとより風味よく仕上がります。
水で洗い流す
塩でもみ込んだ後は、そのまま数分おいてから水でしっかりと洗い流します。
このとき、浮いてきた血や汚れ、ぬめりを指でこすり落とすようにしながら、流水で丁寧に洗いましょう。
水にさらすことで臭みが抜け、味付けがしやすい下地が整います。
長時間水につけすぎると旨みまで流れてしまうため、サッと手早く洗うのがポイントです。
水を切って加熱処理を行う
水洗いが終わったら、キッチンペーパーで肉の水気をしっかりとふき取ります。
水分が残っていると焼いたときに蒸し焼きのようになってしまい、香ばしい焼き目がつきません。
また、味が入りにくくなる原因にもなるため、できるだけ表面は乾いた状態に整えるのが理想的です。
このあとに味付けや漬け込みを行えば、香ばしくジューシーな牛ハラミ料理に仕上がります。
牛ハラミを使った料理のレパートリーを増やそう
牛ハラミは、焼くだけでなく煮込みや炒め物、ホイル焼きなど、幅広い調理法で楽しめる万能な部位です。
今回ご紹介したレシピを作ってみると、日々の献立に変化が生まれ、牛肉料理の幅がぐっと広がります。
繊維に沿って切る、下味をしっかりつける、火加減を調整するなど基本の調理ポイントを押さえるだけで、驚くほど美味しく仕上がります。
ぜひ、ご家庭で牛ハラミの魅力を最大限に引き出したレシピを試してみてください。