牛ホルモンの下処理はどうやって行われている?具体的な手順や調理のポイントを解説!

牛ホルモンは、焼肉や煮込み料理で人気の部位ですが、特有の臭みやぬめりを取り除くために適切な下処理が必要です。
「ホルモンを美味しく食べるためには、どのような準備が必要なのか?」
「下処理の方法を知りたいけれど、具体的な手順が分からない」
そんな疑問を解決するため、本記事では牛ホルモンの下処理方法を詳しく解説します。
塩や小麦粉を使った基本的な下処理の流れや、より美味しく仕上げるための調理ポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
牛ホルモンとはどこの部位?主な種類や下処理の必要性も解説
まずは、牛ホルモンについて以下のとおり解説します。
- 牛ホルモンとはどこの部位?
- 牛ホルモンにおける主な種類
- 牛ホルモンに下処理が必要な理由
牛ホルモンの特徴や、下処理の必要性についてチェックしておきましょう。
牛ホルモンとはどこの部位?
牛ホルモンとは、主に胃や腸、肝臓、心臓を含む牛の内臓部分です。
胃には第一胃のミノ、第二胃のハチノス、第三胃のセンマイ、第四胃のギアラがあり、それぞれ異なる食感を持っています。
腸には脂が多くプリプリとした食感のマルチョウ(小腸)や、弾力がありジューシーなシマチョウ(大腸)があります。
心臓(ハツ)や肝臓(レバー)は栄養価が高く、特有の風味が楽しめる部位です。
ホルモンは部位ごとに特徴があり、適切な下処理を行うことで美味しさが引き立ちます。
牛ホルモンにおける主な種類
牛ホルモンにおける具体的な種類は、以下などがあります。
- ハチノス(第二胃)
- センマイ(第三胃)
- ギアラ(第四胃)
- シマチョウ(大腸)
- マルチョウ(小腸)
- レバー(肝臓)
- ハツ(心臓)
- ミノ(第一胃)
それぞれ独特の食感や風味があり、焼肉や煮込み料理などで広く親しまれています。
牛ホルモンに下処理が必要な理由
牛ホルモンは独特の臭みやぬめりがあるため、調理前の下処理が重要です。
適切な下処理を行うことで、臭みを軽減し、食感や風味を向上させることができます。
一般的な下処理方法のやり方は、塩や小麦粉を使ったもみ洗いといった方法です。
部位によっては湯引きや下茹でを行うことで、さらに臭みを取り除くことができます。
牛ホルモンの下処理におけるステップ
牛ホルモンの下処理は、以下のステップに沿って行います。
- 牛ホルモンを塩揉みして水で洗い流す
- ボウルに入れて小麦粉をふりかけこすり洗いをする
- ざるに移して水洗いをする
- キッチンペーパーで水気を吸い取らせてから調理を行う
牛ホルモンを美味しく、安全に食べるためのポイントを押さえておきましょう。
牛ホルモンを塩揉みして水で洗い流す
まずはボウルに牛ホルモンを入れ、全体に塩を振ります。
塩を使ってしっかりと揉み込むことで、表面のぬめりや汚れを取り除き、臭みを軽減できます。
このとき、力を入れすぎず、全体を優しくこするようにもみ洗いするのがポイントです。
塩揉みが終わったら、水をたっぷり入れて、数回に分けてしっかりすすぎます。
水でよく洗い流すことで、残った汚れをしっかり除去しましょう。
ボウルに入れて小麦粉をふりかけこすり洗いをする
次に、牛ホルモンを再びボウルに入れ、小麦粉をまぶします。
小麦粉を使うことで、表面の細かい汚れや臭みの元となる脂や粘液を吸着させることが可能です。
指先でホルモンを軽くこすりながら、全体に小麦粉をなじませるように洗います。
汚れが浮き出てきたら、もう一度水を入れ、優しくかき混ぜながらすすぐのを繰り返しましょう。
ざるに移して水洗いをする
小麦粉を使った洗浄が終わったら、ざるに移し、流水でしっかりとすすぎましょう。
この工程では、小麦粉が残らないよう、手で軽くもみ洗いしながら完全に洗い流します。
ホルモンの種類によってはまだ脂が多く残っていることがあるため、必要に応じて包丁で余分な脂を取り除くと、よりさっぱりとした仕上がりにすることが可能です。
シマチョウやマルチョウなどの部位は、湯引きするとさらに臭みが取れやすくなります。
キッチンペーパーで水気を吸い取らせてから調理を行う
最後に、しっかりと水気を取り除くことで、調理時の油はねを防ぎます。
ホルモンの水分が残っていると、加熱した際に油と反応して激しく飛び散る原因となるため、丁寧に拭き取ることが大切です。
キッチンペーパーを使って、ホルモンの表面を押さえるようにして水気を拭き取り、調理の準備を整えましょう。
牛ホルモンを焼くときのポイント
牛ホルモンを焼くときのポイントは、以下のとおりです。
- 火力が強すぎると表面が焦げるので中火で焼く
- 網の中心部よりやや外側の場所で焼く
- トングを使い分ける
それぞれのポイントや注意点も解説しますので、しっかり目を通しておきましょう。
火力が強すぎると表面が焦げるので中火で焼く
強火で焼くと表面が焦げやすく、内部に十分な火が通らないことがあるため、中火でじっくりと焼くのが適しています。
特に脂の多い部位は、火加減に注意して焼くことで、外はカリッと中はジューシーに仕上がります。
網の中心部よりやや外側の場所で焼く
焼き網の中心部は温度が高く、外側に行くほど温度が低くなります。
ホルモンは部位によって適した温度が異なるため、焼く位置を工夫することが大切です。
脂の多い部位は網の外側でじっくりと焼くことで、焦げを防ぎながら均一に火を通すことができます。
トングを使い分ける
生のホルモンを扱ったトングと、焼けたホルモンを取り分けるトングを分けることで、衛生面のリスクを減らすことができます。
特にホルモンは内部までしっかり火を通す必要があるため、生焼けを防ぐためにもトングの使い分けは重要です。
牛ホルモンに関してよくある質問
最後に、牛ホルモンに関してよくある以下の質問へ回答します。
- 牛ホルモンは生(レア)でも食べられる?
- 牛ホルモンは何分くらい焼けば良い?
- 牛ホルモンに含まれる栄養とは?
記事のおさらいとして、それぞれの質問への回答に目を通しておきましょう。
牛ホルモンは生(レア)でも食べられる?
牛ホルモンを生やレアで食べることはおすすめできません。
内臓にはカンピロバクターや腸管出血性大腸菌などの食中毒原因菌が付着している場合があり、生食や加熱不十分には注意が必要です。
特に牛レバーの生食は、平成24年7月から食品衛生法に基づき禁止されています。
安全のため、牛ホルモンは中心部まで十分に加熱してから摂取するようにしましょう。
牛ホルモンは何分くらい焼けば良い?
牛ホルモンの焼き時間は部位や厚さによって異なりますが、一般的には片面を30秒から1分程度焼き、その後ひっくり返して反対側も同様に焼くと良いとされています。
ただし、脂肪の多い部位や厚みのあるホルモンは、もう少し長めに焼く必要があります。
焼き加減の目安としては、外側がカリッとし、内部までしっかりと火が通っている状態が理想的です。
焼きすぎると硬くなってしまうため、適度な焼き加減を心掛けましょう。
牛ホルモンに含まれる栄養とは?
牛ホルモンは部位によって栄養価が異なりますが、一般的に以下の栄養素を多く含んでいます。
- タンパク質
- ビタミンB群
- 鉄分
- 亜鉛
気になる方は、それぞれの栄養素におけるはたらきについてもチェックしましょう。
牛ホルモンを美味しく食べるなら「小倉たんはらみ」へ!
「小倉たんはらみ」では、代表が厳選した和牛・国産牛の良さを活かした牛タンやハラミ、サガリやホルモンといった様々なお肉を楽しめます。
いろりの空間で大切なご家族やパートナー、友人と上質な空間で国産牛を美味しく召し上がりたい方は、ぜひ小倉たんはらみへいらしてくださいね。
焼肉が好きな方、高級和牛を楽しみたい方は、ぜひ以下もチェックしてください!
高級和牛と上質なワインが楽しめる『肉のながおか』
高級和牛のギフトなら『肉のながおかECショップ』
https://nikunagaoka.base.shop/
国産牛の良さを活かした無添加・無着色ドッグフード『Teddy』の公式サイトはこちら